【仕事との両立について】
・職場〜クリニックは２駅で通いやすかった。自宅〜クリニックは90分くらい。
・職場は月間の就業時間が規定以上であれば上司と相談次第で遅刻や早退が可能だった。
・上司が不妊治療で娘さんを授かっていて、私の治療についても理解をしてくれた。特に突然の遅刻や早退が発生する可能性があることや、精神面の辛さをわかってくださることが安心して通院できることにつながった。


【このクリニックで初めて実施した検査についてコメント】
・ビタミンD：基準値30-50NG/MLに対し、12.9。すぐにサプリを飲み始めたら1ヶ月後34.6になった。不妊にビタミンDが関係するとはこのクリニックを受診するまで知らなかった。

・BCE検査：初回採卵時に並行して実施したBCE検査結果は陰性。その直後の移殖で9wまで妊娠継続。流産手術後、回復期を待って移殖を再開するが3ヶ月連続で胎嚢確認まで行かず。その後もう一度BCE検査を行うと、陽性が確認された。大事な胚を5つも失ったこと、貴重な時間を失ったことの失望感がとても大きく、流産手術後すぐにBCE検査をしていれば、これらを失わずに済んだかもしれないと悔やんでいる。

・カウンセリング：上記の通り一度妊娠できたにも関わらずその後の移殖で連続して結果が出ないことで相当メンタルが疲弊してしまった。ちょうどその時期にリプロ東京にカウンセリング専門の看護師(医師?)が配置されたので、面談をして（有料）、話を聞いてもらったり、アドバイスを頂いた。少し気持ちの整理がつき、その後治療を継続することができた。カウンセリングをしてくださった医師は、その後の移殖手術の際に顔を見せにきてくれたりと心遣いがありがたかった。

・流産絨毛染色体検査（POC）：流産手術の際に検査を追加し、胎児の染色体異常を確認できました。初めて心音まで確認できた妊娠だったので、流産の原因が何だったのかはっきりさせることができたのはよかったです。


【不妊治療に至った経緯】
私は子どもが欲しくて結婚に憧れていたようなところがあり、結婚してすぐセックスをたくさんするものだと思っていたところ、夫はセックスに自信が持てないみたいで、間も無くEDになり、「申し訳ない、離婚して」と言われました。その後なんとなく離婚は回避し、夫のEDも回復しましたが、性交渉は再開とならず。今度は私のメンタルが落ち込みました。夫は私が元気になるならと、私が提案した不妊治療に同意してくれました。


【不妊治療中の転機】
上述の通り移殖３周期連続でダメだった時が一番気持ちが落ち込んでいました。毎夜帰り道で自殺方法を考えているほど鬱々としていました。子どもを育てることができないならば何かペットを、猫を飼いたい、と夫に打ち明け、その時住んでいたアパートがペット不可だったので、夫はペット可の物件をすぐに探してきてくれて１ヶ月後には引っ越しが完了していました。
引っ越し後、某NPO法人から子猫を譲って頂き、不妊治療ばかり考えていた頭が少し別のことも見る余裕が生まれ、気持ちもいくらか落ち着きました。
そして一旦これで最後にしようと思って移殖したところ、その後出産に至りました。